harpmoon’s diary

繊細でフラフラな日常を送るひとの日記

古きよきもの

暑い夏の昼間、こどもは塾、夫は遠い東京だ。

暑くてなにもやる気が出ない。

不本意ながら某アメリカの大手A社の映画サービスを物色すると、

ちょこっと京都に住んでみた。」という映画が目に入り、ちょこっと見てみた。

 

東京の会社を辞めたばかりの若い女性が、京都のおじさんのうちに、

母に使いを頼まれ行くことになるのだが、

京都の町の観光よりワンランク下の町紹介のような内容だ。

とにかく最近日本が気になるわたしは、やっぱり日本はいいなあ…と

しみじみし、なくなりかけているものへの郷愁と古民家などへのあこがれ

で楽しく拝見した。

このおじさんの家は「町家づくり」というのだろうか、ちょっとおじさんの

一人暮らしにしてはおしゃれ過ぎるが、まあよい。

おじさんにお使いを頼まれていろいろな京都の個人商店でお買い物だ。

 

まずは「うなぎ」「豆腐店で大きなおあげ」「七味」、

神社でお参りをしてから「湧き水」をいただく。そのお水で作った

みずみずしい「ふまんじゅう」「コーヒー豆」店。

どのお店も個人で営む様子のすてきな、お店だ。

 

個人商店が姿を消し、大型ショッピングモールに同じような、

テナント店舗が並ぶ。

普段の買い物は個人店ではなくスーパーだ。

駄菓子屋はこのショッピングモールアミューズメントパークのように

時々存在し、店員はアルバイトだ。

本来、

駄菓子屋はなんとなく少し年配の、またはおばあさんがぼちぼち営む感じがよい。

アイスのあたり棒をおばさんに見せたい。

20世紀少女なのだ…

 

さて、京都だが夫は京都が好きで子供が生まれる前は京都に年一回は

行っていた、和菓子好きな夫の飽くなき探求により、連れていかれるまま、

いろいろなものを食べた。

そして、

なぜ京都でマドレーヌなのかは謎であるが、わざわざそれだけの為に

烏丸御池駅 (からすまおいけえき)というところに地下鉄で行った記憶がある。

(残念ながら今はなくなってしまったようだ)これが絶品だった。

夫は和菓子好きでありながらスーパーで買ってきた添加物の入っている

ものは食さない。

これは私の影響ではなく、もともとだ。

仮に他のスーパーの品をだしても気にしないと思うのだが、

和菓子だけは受けつけぬ。

どら焼き日本橋の「うさぎや」、薄皮饅頭は自分の故郷のものが大好きだ。

 

わたしは時計の電池交換は近所の年配のおじさまが一人で営む

時計店で交換している、

もしなくなってしまったらどこで電池交換をしたらよいのだろう。

 

グローバルだなんだ世間が言い出して久しいが、

大手企業で終身雇用がないのなら、みんなで個人商店を営もう。

いまから、この映画に出て来たような魅力的且つ個性的なお店を、

また商店街が出来たらよいなあ…

ちなみに私は、帆布のバッグお菓子屋出店に興味がある。

内需を元気に、いまいる人でぐるぐる経済をまわせばよい。

数年まえに日本は内需で十分やっていけるという読み物を読んだのだが、

どうだろうか。

 

 

駄菓子フリー画像 に対する画像結果

 

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