前に、麻のこともブログに書いたが、麻と並びなんて役に立つ植物なんだろう
と感心しているもののひとつが竹だ。
大麻草はいくら注連縄などに使われるものですよ、といっても、
麻薬のイメージがあり急に解禁せよといっても抵抗もあろうかと思うが、
こちらは安心だ。(大麻は品種により麻薬成分に違いがあるようです)
竹炭はミネラルウォーター作りに、部屋の浄化に、使い終われば細かく砕いて
植木鉢に撒くとよいらしい。
竹の細かい穴が微生物の住処になり土の環境にもよいらしいのだ。
ミネラルウォーターに使用する場合「どれくらいの頻度で取り替えたらよいか」
の質問を自然食品店の店員時代によく聞かれた。
わたしは年下の店長である師匠に早速聞きに行くと、
「ミネラル分が抽出される目安は2週間であるが、浄水目的には使う水の
品質にもよるので、自分の舌でもうダメだと感じた時に取り換えるがよい」
との、なんとも説明しにくい回答を得たが、そのまま客に伝えたところ、
やや不服そうな顔つきで「そうですか」と返答があった。
客は恐らく、明確な数字の答えを求めていたのだろう。
一見、いい加減な答えにとられかねない返答だが、
師匠は怪しいながらも非常に的を得たことをいうなかなかの人物だ、
この自分の味覚や感覚を信じるということは非常に大切なことだと思う。
竹炭は使う前によく洗浄し、5~10分煮沸してから水へ入れる、
その後は煮沸して天日干しをして繰り返し味覚がダメだというまで使える。
(他のHPなどを見てみても、1~3ケ月などとあったので、
やはり頻度や水の状態で変わるものなのだろう、絶対にこの期間というものでは
ないが、数か月ほどで交換し、1年間取り替えませんというものではないらしい。)
竹炭生産者いわく、お部屋用、炊飯用などに分けているのは、竹の部位によって、
分けており、割れやすい部位は料理に混入するので、向かないだけで、
同じものであるとのことだった。
また竹はデトックス効果に大変優れているので、竹炭はパウダーにして
いろいろなものに混ぜ込んで料理にも使える。
無添加竹炭クッキーなども人気商品であった。
月のパワーを取り込む「ムーンウォーター」を竹炭で作れば最強だ。
また、
竹酢液(ちくさくえき)という
「竹炭を焼くときに出てくる煙を冷やして採取される液体」があるのだが、
一般的には園芸時の害虫に、蚊などの虫よけに、除菌、消臭などで知られるが、
竹炭屋の若きご主人に教えてもらい、花粉症の季節に薄い水溶液をスプレーで鼻に
噴霧すると花粉症に効くというので、自らの鼻で実験したところ、
効果があったことを報告する。(個人の感想です💦)
なるべく化学薬品に頼らないことは重要だ。
竹布(たけふ)をご存じだろうか、
竹から出来た布であるが、この竹布は非常に抗菌性に優れており肌触りも
とてもいいので、アトピーなどにもおススメ。
「いのちに寄り添う一枚のガーゼ」という開発者の方の想いが詰まった商品だ。
「人が最も傷み苦しむその時に、そっと傷に寄り添い、ただ快癒を祈る一枚のガーゼ」
TAKEFU(竹布)の開発者が語る「ものづくりの心」 | 抗菌性、吸水性に優れ、優しい肌ざわりのTAKEFU(竹布)
通常の肌着やTシャツ、マスクやとくにスパッツが人気であったが、
抗菌性が非常に高いので、医療の現場にこそ使われるべきとの信念をお持ちです。
静電気がほとんど発生しないことも特徴で、その快適さは化学繊維と比べると
敏感な方ならすぐわかると思います。
静電気はさまざまな体の不調に影響しているとのことです。
竹布のHPによると、コットンの生産には世界の農薬の42%が使われている
そうで、竹は時に迷惑がられるほどの生命力で成長も早く、農薬もいらない。
枯渇しない資源だそうだ。
しかしあまり普及していないのはなぜだろうか、
竹から繊維を作る技術が難しいのだろうか、
変な話、抗菌力の高さから洗わなくても雑菌が繁殖しにくいですよ、
とお話し会で伺ったので、シーツなどの寝具をマメに洗えない方、
など高齢の父母などのプレゼントにもよさそうだ。
こういった優れた商品がもう少し普及していけばよいと思う。
ストーリーのある商品は面白い。