砂糖は最近では種類が豊富で選ぶのに迷ってしまいますね。
結局のところ何が一番良いかをまとめたいと思います。
このテーマは意外に難しい…
心身ともに健康であればそんなに砂糖を欲しくなくなるので、
甘いもを極端に欲しくなる場合は、精神的にバランスを欠いていなか、
生活を見直してみるといいですね。
結論からいうと、砂糖はなるべく控えたほうがよいです💦
けれど、使うなら料理の味を調えたり、食生活を楽しむ為になるべく
体によいものを選びたいですね。
料理の甘味はみりんで済ませ砂糖は使わないという方法もあります。
個人的なおすすめは
通常の砂糖に近いけれど使いやすいものは
・てんさい糖(比較的低GIでクセがなく体を唯一冷やさない砂糖でオリゴ糖を含む)
・きびとう (ミネラルを含みコクもあるが使いやすい)
機能性でいえば
・デーツシロップ (低GIで栄養豊富)
・ココナッツシュガー(低GIで栄養豊富)
・メープルシロップ (栄養豊富で血糖値の上昇が緩やか)
・はちみつ (種類により低~中GI、非加熱のよい蜂蜜は栄養豊富
殺菌力にも優れており、マヌカハニーなどは薬代わりになる)
番外編
・羅漢果 (カロリーが低いのに血糖値を上昇させず効能もある。
添加物のない本物を選ぶ、甘味料のスーパーフードとも言われる)
アガベシロップは低GIで有名で、血糖値の上昇を気にしている健康派に人気です。
しかし肝臓に負担をかけるなどのデメリットの話もあるので、
わたしはアガベを使うならデーツシロップをおすすめします。
デーツは栄養豊富でショ糖がほとんど含まれず、果糖も比較的低めです。
ココナッツ、メープル、はちみつも優秀ですので、お好みで選ぶとよいでしょう。
茶色い砂糖の方が体によいイメージで、
とりわけ三温糖について誤解されていますが、
グラニュー糖の製造過程で出来た残りかすの糖分をさらに取り出すために加熱し、
三回温めたので三温糖というので、茶色の色は糖蜜を加熱した時についた色です
のでミネラル分の色ではありません。(多少のミネラルは含みます)
ミネラル分が残った砂糖は黒糖、きびとうということになりますが、
上白糖よりミネラルは含みますが、ショ糖も多く含まれ、
砂糖が体によいというわけではないのでご注意ください。
ショ糖と果糖では果糖のほうが血糖値の上昇が緩やかなようですが、
肝臓に負担がかかるなど、どれも一長一短あるようなので、
良いといわれるものでも取り過ぎはNGです。
糖尿病とは
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。
https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/01.html
GI値・・・食後の血糖値の上昇度合いを示すGI(グリセミック・インデックス)値
GI値が70以上の食品を高GI食品、GI値56~59を中GI食品、
GI値55以下を低GI食品と分類しています。
*高血糖は太りやすいだけでなく糖化を引き起こしてからだを老化させる。
果糖(フルクトース )…最初に肝臓でブドウ糖に変換されてからエネルギーになる
単糖類 ので、果糖の過剰摂取は肝臓に負担をかけるといわれる。
ショ糖(スクロース)…ブドウ糖+果糖から成る二糖類 で砂糖の主成分。
二糖類 ショ糖は腸で分解されて吸収される時に、血糖値が急上昇
するので、それに伴いインスリンが大量分泌され、糖分を
細胞に吸収します。
ブドウ糖(グルコース)…ブドウ糖は炭水化物(糖質)のひとつで、体の中に吸収
できる形にまで分解されたもののこと、脳がエネルギー
として利用できる唯一の物質で、人体にとても重要な
栄養素。
上白糖 …日本特有の砂糖で、ショ糖にビスコと呼ばれる転化糖液をふり
かけて製造される。しっとりとした感触、 グラニュー糖 に比べ甘み
が強くコクがある。
GI値 109 ショ糖 97.8%
グラニュー糖 …クセのない淡白な甘さ、サラサラした純度の高い砂糖。
GI値 110 ショ糖 99.9%
三温糖 …砂糖の製造工程で糖液の遠心分離によりグラニュー糖が結晶として取り出
され、残った糖液に糖分が残されており、これを結晶として取り出すため
に再加熱を繰り返してできたものが三温糖、コクがあり煮物などに向く。
GI値 108 ショ糖 95%
黒砂糖 …サトウキビの絞り汁を煮詰めて作る黒褐色の砂糖。
カリウム、カルシウム、鉄等ミネラル成分を含み、特有の香味がある。
GI値99 ショ糖 75%〜86%
てんさい糖 …甜菜(サトウダイコン・ビート)は、北海道で栽培されており、
マクロビオティックでは寒冷地で育ったてんさい糖は唯一身体
を冷やさないとされ、腸の善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含む。
GI値65 ショ糖 90%
きびとう …さとうきびを煮詰めて作られミネラルなどが上白糖より残った砂糖
GI値100
洗双糖 …精製度の低い砂糖。原料から不純物を除き、濃縮して煮詰めたものを
二度結晶化(分蜜化)させたものでミネラルが残っている。
メープルシロップ …カエデの樹液を煮詰めて作られる天然の甘味料で、ビタミン
ミネラルがとても豊富。オリゴ糖を含み血糖値の上昇を抑え
る。ポリフェノールで抗酸化作用、カルシウム・マグネシウ
B1・パントテン酸 。
GI値73 ショ糖62 %
アガベシロップ …リュウゼツラン科アガベ属に属するテキーラ・リュウゼツランや
アガベ・サルミアナなどの樹液から作られた甘味料のこと。
お酒のテキーラの原料としても使われており、低GIであること
が有名でアガベシロップは砂糖の1.3倍もの甘味がある。
フルクトースを多く含み血液中でほとんど分解されないことから
血糖値を上げず、そのまま肝臓で分解を行わなければいけない点
があるため肝臓に負担がかかると言われる。
※ただし、アガベだけが肝臓に負担がかかるというわけではない
取り過ぎれば他の甘味料も同じであるとの見解もあり、適量で
あれば問題はないとも言われる。
GI値21 ショ糖3 % 果糖80%
デーツシロップ・・・ナツメヤシの実から作られたシロップ、
肝機能の強化、免疫力の向上、整腸作用や貧血予防、
抗酸化作用や骨粗、鬆症などの予防にも効果が期待される。
GI値31~50 果糖39%
ココナッツシュガー…ミネラルが豊富で、カリウムやマグネシウム、鉄分、リン、
豊富に含んでおり、ビタミンB群にはストレス解消や安眠の
健康効果があり、イヌリンという水溶性食物繊維も含まれ
ます。
GI値35 ショ糖70〜79% 果糖39
はちみつ・・・ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したもの。
純粋はちみつは加熱されていないので、栄養価や効能が残っており、
古くから薬としても用いられていた。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、疲労回復、ダイエット、傷の治癒
GI値30~65 ショ糖5%以下 果糖51% ブドウ糖42%
純粋はちみつ(おすすめ)
加工処理を行っておらずはちみつ以外のものが混入されていない。
加糖はちみつ
水あめ、果糖、ショ糖などを加えた加工したはちみつのこと。
精製はちみつ
加熱濃縮処理後に色や香りを調整している。
羅漢果 … 中国政府が生の羅漢果の輸出を禁じるなど厳しい規制を設けており、
優れた効果効能があり、抗酸化作用、整腸作用、咳を鎮める効能。
砂糖の50倍の甘さでカロリーゼロで血糖値を上昇させない。
効能も高いがデメリットは分泌されたインシュリンに対して血糖値の
上昇が少ないことで更に血糖値が下がり、空腹感で過食の原因になる
という説がある。
水あめ …水飴はデンプンを主材料にし、酸や糖化酵素で糖化して作られた粘液状
の甘味料。ブドウ糖、麦芽糖、デキストリンなどの混合物で、主成分は
麦芽糖。
麦芽糖 …マルトースとは呼ばれ、単糖類であるブドウ糖(グルコース)が2つ結合し
てできた二糖類で水飴の主成分。麦芽糖という名前の由来は、その名の
とおり麦芽(発芽した大麦)をでんぷんに作用させて得られることからき
ていますが、最近では大麦などの麦よりもトウモロコシやジャガイモ
のでんぷんから作られることが多い。
💛💗おススメスイーツ💗💛 ギルトフリー(罪悪感のないおやつ)
材料
デーツ 170g~200g
お好みのナッツ 70g
ココアパウダー 大さじ2
① デーツを15分水に漬ける
② ナッツをフードプロセッサーにかけて細かくする
③ 水を切ったデーツと全ての材料をフードプロセッサーにかける
④ 手で一口大に丸める
⑤ お好みで、ココナッツファインやココアをまぶす
*アレンジで好きなナッツやドライフルーツ、
ココナッツオイルを加えたりいろいろ試すのもいいですね。