このブログのサブタイトルに「繊細」という言葉が入っている。
HSPだったと自覚したのはたった二年前だ。
世間的にも流行してきたので自然に耳に入ったのだろう。
これまでの人生の出来事に辻褄があったように感じた。
仕事上では、多くの人が気づかないような細かい事を流さず、
ひとつひとつ改善していき、それがあたれば職場でよい立場になる事も多かった。
しかし、上昇しても長くは続かない、HSP気質で最後まで戦えないのだ。
生意気な部下が出てくればすぐに負けてしまう。
遠慮をして立場を譲ることになったり、潔く身をひいてしまう。
職場の雰囲気を保つために細心の注意を払い、人の為にひと肌脱いだ事も多かった。
姉御はだなのか、気が弱いのか人格崩壊だ。
人間関係に細心の注意を払うため、毎日が消耗戦、
全く自分の事を粗末にしていたと思う、
いま思えば遠慮をしても誰の為にもなってはいなかった。
そして、なんとなく職場や学校でも浮いていてその場に馴染んでいないと
いつも自分では感じていた。
集団での雑談よりもどちらかと言えばさしで語る方が落ち着く。
HSPに関係するのかはわからないが、相手によって人格を変えていたように
思う、わざとではないが結果的にそうなった。
気づく瞬間は昔の知り合いに会った時に、
「あれ?わたしどのキャラでこの人に接していたっけ?」
と思い、はじめて気づくのだ。
こんな具合であったが、
とても勇気づけられた本があるのでご紹介したい。
長沼睦雄先生の
「敏感すぎていきづらいひとのこころがラクになる方法」
この本の画期的なところは心理学や医学的なことばかりでは
なく非常に包括的にアプローチしてくれる点だ。
化学物質、電磁波、食品添加物、マインドフルネス、
などにもふれており、
特に(STEP21)の「傷つけられた過去も変えられる」
という部分に勇気づけられた。
過去の思い込みは客観的な情報によって、書き換えが可能である、
~ 実は本来は時間や空間に関係なく、あらゆる自分がパラレルに存在
している ~ というものだ。
この一部だけではよくわからないと思うのだが、
この時、同時に違う分野の本を読んでいたのだが、
全く同じような事が書かれていたので、大変驚いてドキドキした。
HSPでなくとも人はいろいろ傷ついた過去などがある方も多いと思う。
自分で過去は気にしないと吹っ切れる方もいると思うが、
過去を自分でコントロールすることが出来れば
多くの人の悩みも解決し、生きることが少し楽になると思う。
自分を大切に出来ない、自分が嫌いだという方は
これからは個人の個性を大切にする時代に入ってきたので、
自分を大切にする練習をしてみるとよい、
何につけガマンは禁物だ、慣れない方はトイレを我慢しないなど、
小さな積み重ねも自分の心の声に従うことになるそうだ。
自分のわがままを聞いてあげる、自分を大切にする。
スピリチュアル的には例えばワンネス、
他者と自分はイコールなので、自分を大切にすることは他者を大切に
することと同じ事なのである。