バイオダイナミック農法と水の回転の話
バイオダイナミック農法と水の話は、
やはり自然食品店に勤務していた時に同僚から聞いた話だ。
学生時代の勉強は嫌いだったのに、好奇心だけは年をとってからも旺盛なので、
出入りの業者さんやいろいろ知識を持っている人を捕まえてはタダで
話しを聞いていた。
興味深々で聞き取るので、あちらもいろいろ話してくれる。
世界にはまだまだ知らぬ事があり、とても面白いなあ…と思ったので、
書いてみようと思う。
ルドルフ・シュタイナーをご存じだろうか。
あまり詳しくなくともシュタイナー教育は少し聞き覚えがあるかもしれない。
ルドルフ・シュタイナー(1861年~1925年)
オーストリアやドイツで活動した神秘思想家、哲学者、教育者である。
(最近では俳優の斎藤工さんがシュタイナー出身との話題があった)
バイオダイナミック農法は簡単にいうと、シュタイナーが提唱した農法で、
地球や生物の循環に沿ったサステナブル(持続可能な)な農法で、
化学肥料や農薬を使わず、太陽の動き、月の満ち欠けや、天体、
地球と植物のリズムに合わせて作物を栽培する農法だ。
農場はそれ自体が「生きた生命体」であり、無機的に単一製品を生み出す「工場」ではないと説き、合成農薬や化学肥料の使用は、人、動物、植物や自然が本来持つ生命力の低下を招いていると警鐘を鳴らしました。
通常の有機栽培などと違うのは、農業を太陽や月の動きなど
宇宙レベルでとらえ、深い精神性のもとに考案された農法で、生産性はあまり
重要視されないようだ。
日本にも古来より種まきの日にちにより、収穫量が異なるなどの、
古の知恵があるそうです。
・2月15日小松菜を播く(まく)。15日に播け(まけ)ばどの月でも育つという(江戸時代、奈良の農書「山本家百姓一切有近道」)
・下弦の月(23日小潮)の時かつての各地の農書に様々な移植すれば多収となる。上弦の月(8日小潮)の時に移植すれば収量が少ない(江戸時代、沖縄の農書「西村外間農書」)
思えば、農業は種を蒔いて水をやり、
様子を見守る以外は植物の生きる力だのみだ、
種から育てるのはとても楽しく、小さな芽が出てくると育つのが楽しみで毎日
観察してしまう。
そして「水の回転」の話だが、ドイツのオーガニック洗剤のメーカーで
Sonett(ソネット)という会社があるのだが、この会社の製品には
バイオダイナミック農法で作られたものを原材料として使用しており、
環境意識の高い会社だ。
ここまではふ~んオーガニックの洗剤ね、となるのだが、
この会社の理念の高さは半端ではない。
何事もやるならとことん極めたいものだ!
ソネットでは、
水に回転を与えて活性化、自己再生させるそうで、この話は初耳だったので
大変おもしろく話を聞いたのを記憶している。
天然成分を使用し生分解する地球にやさしい洗剤、ここで終わらないのである。
水は本来渦を巻く性質をもっており、回転を与えることで、
水本来の動きとリズムを記憶し、エネルギーに満ちた水は早く自然に帰るそうだ。
有害物質を含まない洗剤の製造―これはソネット社の目指すゴールではありません。その先にある、洗浄によって自然の水からエネルギーを奪ってしまうという事実。 これを見過ごさなかったのです。 そこで、水が自然のサイクルにより早く戻る為に、積極的に働きかけを行う独自の2つの方法を考案し、取り入れています。
ソネットの液体洗剤には、12個の卵型をしたガラス容器で成るタワーを通過させた水を使用しています。 水は各容器の中を渦巻きながら通過し、その過程で空気を包み込み、エネルギーに満ちた水となります。 これが、「渦巻き活性水」です。
水は本来、渦を巻くという性質を持っています。 排水溝を流れていく水が渦巻いているのもその表れです。 渦巻き活性水を使用することにより、洗剤となっても水本来のリズムと動きを記憶し、 早く自然の状態に戻ることができると考えたのです。
ソネットの品質基準・取得認証 | オーガニック洗剤のソネット (sonett.jp)
年々、環境に配慮した洗剤も探せば増えてきているように感じます。
こんな面白話とともに、洗剤をさがしてみようと思います。
環境に負担をかけない洗剤であってもなるべく使用料は少ない方が
よいらしいです。
少し前までは食洗器専用の洗剤を使っていたのですが、
全くムダでした、汚れを落としてから入れれば洗剤はいらなかった。
お湯などを利用すれば洗剤は使わなくてもたいがいは落ちるかもしれませんし、
お財布にも優しいです。
(物価上昇したぶん環境に悪いものから削ってみる?)
ちなみに、洗顔に米ぬかを使用していますが、ファンデーションが
いらなくなりました、するとクレンジングも不要になり、
どんどん節約になりました。
化粧品もここ1.2年でどんどん種類が減りすごくシンプルになりました。
ちなみに水は記憶する。マドモアゼル愛先生がおっしゃっていましたので、
いづれまた。
水はなくてはならない大切な資源。