harpmoon’s diary

繊細でフラフラな日常を送るひとの日記

ティンガティンガのブンジュ村

 

アフリカ、サバンナ、キリン、夕日、シルエットプレビュー | 10wallpaper.com

                                                                                                                                  こちらはイメージ画像です

https://www.10wallpaper.com/jp/view/African_savanna_giraffe_sunset_silhouette.htmより

 

 

ペンキ画家のショーゲンさん、

サラリーマンを辞めてアフリカのタンザニア、ブンジュ村でアート

を学ばれた方です。

そこでの体験談がとんでもなくすてきなお話なのです。

 

ブンジュ村に日本人が住むのは初めてだったとのことですが、

初めてでありながら、この村と日本人は深く繋がっていると村長は

言われます。

村長のおじいちゃんはシャーマンだったとのことで、日本人から夢の中で

 

みんなで幸せに生きるにはどうしたらよいか

 

自然と共存して生きていくためにはどうしたらよいか」など

 

生きて行くためのすべてのことを教わったとのことでした。

本来、日本人(縄文人)は日常にあふれる小さなことに幸せを感じられる

人たちだったそうです。

 

 

 ブンジュ村に住むためのしあわせ「3ヶ条」

 

1.ご飯を食べれることに幸せを感じられているか

 

2.ただいまといったらお帰りと言ってくれる人がいるか

 (家族でなくてもよい)

 

3.抱きしめられたら温かいと感じることができるか

 

 

 


www.youtube.com

 

 

二日前のお昼ごはんは何たべた?

二日前お昼ごはんをいっしょに食べたけど、ショーゲンは

食べながら明日のことを考えたり、他のことを考えながら食べていたね、

そこにショーゲンは居なかったよね。

食べることが作業になると、生活そのものが作業になるから気をつけてね。

生きるということはその一瞬一瞬に自分のこころがそこにいるということだよ。

 

 

こどもが小学生のころ、習い事や宿題があり、

時間が足りずに、好きなテレビアニメなどを効率よく見るのに、

食事の時間をダメなことだと知りながらアニメタイムにあててしまっていました。

当然、こどもは手元を見ずに食べ物を口に運んでいます。

わたしが話しかけると、テレビが聞こえないので怒っていました。

こんな食事では、今あなたが食べている食べものに感謝する気持ちは

生まれるはずはありません。

自分も社会人になってからはとくに食べることが作業になって

いたような気がします。

 

 

www.nzu-risana.com

 

 

3歳のザイちゃんのおはなし

 

ごはんをたべてうれしかったのにどうしておどらないの?

 ご飯をたべてうれしかかったら踊るよ

 

流れ星をつかまえたい

 ザイちゃんはおとうさんと一緒に流れ星をつかまえにいく、

 二日目に「流れ星はつかまらないよ」とショーゲンさんが止めると、

 流れ星を捕まえに行ったことがあるから止めているのかと聞かれる、

 ムダをはぶいて生きていくなら、生まれてすぐに死んでしまえばいいよ

 親子は目をかがやかせて楽しそうに流れ星を捕まえに出かけました。

 

 

Around the world – part 1 | Character design, Illustration, Art projects

 

 

朝起きたら

朝起きたら裸足で大地に立って、目を閉じ手を広げて深呼吸をして

大地のエネルギーをありがたく身体の中に循環させることをまず行う。

 

村のあいさつ

おはよう、今日はだれの人生を生きる?わたしは自分の人生を生きるよ

 この村ではほとんどのこどもがこういった挨拶をしますが、

 日本人に教わったことだといいます。

 

夜寝るときに

夜はこどもが寝るときに「今日はどんな小さな幸せがみつけられた?

と声をかけます。

 

自然に語りかける

空や土、野菜に語りかけ、

「水はたりてるか」「こどもは遊びにきてくれるか」などの他にも、

自分にあった出来事なども語りかける。

愛情をもって語りかけているとおいしい野菜になってくれる。

 

食べる為に殺してしまう鶏は、ギュっと抱きしめて、お礼を言ってから

から絞めていただく。

 

 

    それを一番していたのはあなたたち日本人なんだよ

 

 

すり減ったグラス

よろこびのグラスがあって、そのあふれた分で人に何かをしてあげるんだよ。

世の中のトラブルはすり減ったグラスの人が人に何かしてあげようと

しておこるよ、まず自分を愛してあげるんだよ。

 

 

あなたのやくわりはなあに

あの人は村に水を運ぶよ、あの女性はおいしい野菜をつくるよ、

ショーゲンは日本でなんのやくわりをしていたの?

答えられずにいると、ひとは生まれてくるとかならずやくわり

をもって生まれてくるよ。

 

 

あきらめの時間

日没で日が沈むとすべての作業を諦めなければいけない。

「日本では24時間あかりがつかえるけど、真の休息はいつとるの?

いっしょうけんめいがんばることはすてきなことだよね、

でもこころが折れそうになってもあなたたちはあきらめないのかい?

あきらめる時間の来ることのしあわせがこの世の中にはあるんだよ。」

 

 

わたしは雨の日がすきです、あきらめることが出来るから

 

 

虫の声が聞こえる

日本人の特殊能力を知ってる?

虫の音はふつうとてもうるさい騒音に聞こえるよ。

世界のなかで日本人とポリネシア人だけが、

虫の音をここちよく聞くことができるよ。

この世が滅亡するときは日本人が虫の音が聞こえなくなるときだよ。

 

 

ある日村をあるいていると、

小さいこどもが「虫をとばしてメッセージを友だちのところに伝えて

と言ってきた、出来ないよと伝えると「えっ~なんで日本人なのに?

と驚かれた。

日本人の伝説の絵が村に残っていて、

日本人が虫を手にのせて言葉をたくしてメッセンジャーとしてとばしていた。

 

 

まとめ

朝起きて、裸足で土を踏みしめたくても都会に土はありません。

ショーゲンさんのおはなしを聞いて泣いてしまうひとがいるのはなぜ

でしょう。

しかし、アフリカの小さな村で日本人の教えが伝わっていて、

いまでも「虫をとばしてみて」とお願いされるなんて、

とても不思議なおはなしです。

ぜひこのおはなしはショーゲンさんの語り口で聞いてみてください。

「画家として生活するにはどうしらよいですか?」(画家でなくてもよい)

「自分の思いを最初にはなしてあげるといいですよ。」

とのことでした、確かに背景を知ることでアートも奥行が感じられるような

気がします。

遺伝子の中に組み込まれた日本人の本来のこころを思い出して、

と外国の人がいうのです。

少しずつでも思い出せたらいいですね。

 

 

 

 

tingatinga-jp.or